宗教学雑考集 易理・始源論・神義論
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電子書籍 JRF著『宗教学雑考集 易理・始源論・神義論』の EPUB3 & PDF データです。 ジョンおじさまからの委託販売のようなものになります。以下、ジョンおじさまからの説明です。: 『宗教学雑考集』(の正式版)の第1.0版になります。EPUB と PDF のセットで、EPUB も PDF も書いてる内容は同じです。アプリの使い易い方で読まれると良いでしょう。 なお、Amazon Kindle 版や BOOK☆WALKER 版もあり、そちらは DRM があるため、若干お安くなっています(700円)。この BOOTH 版には DRM は付いていません。 紙の本である Amazon POD (オンデマンド印刷) 版もあり、そちらはかなり高くなっています(4400円)。ページ数が多いのに、語彙索引がありませんので、紙の本を買った方は、電子版もどこかで買われたほうが検索に便利でしょう。特に BOOTH の PDF 版は、最後の「参考文献」以外は、ページ数も同じなのでオススメです。 ある程度売れたら値上げしようと思っています。値上げがいつまでもないようでしたら、「あ、売れてないんだな」とお察し下さい。
版情報
雰囲気を知っていただくために、旧版である第0.8版については、こちらで無料で公開しています。ひょっとすると無料なのは期間限定の可能性もあるので、お早めにダウンロードしてください。 気に入ったら、または、気になったら、買っていただくか、全国の図書館で紙の本(Amazon POD 版)の収蔵の要望を出していただけると助かります。 売り物である第1.0版は第0.8版よりそれなりに手を入れてます。過去に第0.8版を買った方は、このページから第1.0版をダウンロードできるようになっているはずです。 この先の第2.0版(仮)の予定は、5年後とか10年後とかそれぐらいのスパンで考えています。ただし、それは簡単な修正のみに留め、新しい項目などは『補遺』などとして別の書籍・別の売り物にするように思います。 なお、 https://github.com/JRF-2018/rs_tools で、EPUB & PDF 作成作業のために作ったツールを公開しています。
概要
この本は、易理・始源論・神義論などといった宗教に関する哲学的な話題を雑多に集めた、引用の多い論考集です。宗教学とひとくちに言っても、歴史学や人類学から科学哲学まで言及する分野は広いです。 雑多な話題であるばかりでなく、著者の私はシンクレティスト(宗教混淆者)であるため、そのときどきに様々な宗教的立場に立って論じます。実用主義(プラグマティズム)や科学主義的に論を進めることもあれば、どこかの師に頼ったわけでもない東洋思想に偏ってみたり、自由意志を重く見る有神論から私自身の信仰を語ってみたりすることもあります。 著者は、宗教学の学者ではなく素人です。これに引っかかりを感じる方は、いますぐ本を閉じてお帰りいただくべきです。その判断は間違いではないでしょう。 私はこれまで、宗教書などを読んで考えたことをブログなどに書き綴ってきました。決して専門的ではないですが、独創性のありそうなアイデアもあるように自分では感じています。それが後世に遺ったらうれしい。ぜひそうしたいと思って、この本を書くことにしました。この本は私の「主著」と言えるでしょう。これ以上の本をこの先書くのは年齢的に・蓄積的に難しいと思われます。 ただ、類書に比べてとてもレベルが低いことは否めません。文学的訓練を受けてない者が、とっ散らかして書いたネットのメモを、不器用に寄せ集めただけの本です。この本を読んで参考になるような学者の方はおらず、また、エンターテイメント性がある本でもありませんから、広く読者を得られる本ではないでしょう。それを知ってもなお、なぐさみに「愚かな素人が何を考えてるかも見てみたい」という奇特な方のみ、価値を見出せるわずかな可能性があります。 私はこれまで何冊か本を書きましたが、これまでどれもまったく売れてません。この本はそれらより売れないと考えています。ですから、この本を置いていただける書店またはプラットフォーマーの方々には申し訳ないかぎりですが、遺すために本の形にして国会図書館に納本するのが、この本の最大の目的というべきでしょう。 それでも、奇特な方が意外にたくさんいてこの本をおもしろいと思い、他者にすすめて広く読まれるようなことがあればそれはとてもうれしいことです。いっぱい売れたらそれはそれでうれしいです。 ただ、注意すべきは、この本は「素人が書いた宗教書」でもあるという点です。うさんくさいある種の新興宗教の本と同じカテゴリにあると人々からは思われる可能性があり、その点を気にする方は、他者にすすめるのはよしたほうがよいでしょう。もともと売れると思っていない本なので、ネットに感想などがないことも想定ずみです。 なお、この本の前に私は宗教学書として『道を語り解く』と『「シミュレーション仏教」の試み』という二冊の本を書いています。『「シミュレーション仏教」の試み』についてはこの本の中でその骨子を説明しますので、特にお読みいただく必要はありませんが、『道を語り解く』については適宜引用しますが、安いのでできれば買うか、元のブログを辿るかして先に読んでいただいていれば幸いです。 この本を読んだ方が、反面教師的でもよいので、何か得るところがあれば幸いです。
目次
はじめに 第1章 我思うゆえにありうるのは我々までである (我思) デカルトとアンサンブル学習 / 我思うゆえにありうるのは我々までである / 熟慮の複数 / 諸法無我 / 有神論の基本定理 / パンくず / 必需品と贅沢品の宇宙的独立関係 / 易の小集団主義 / 日本は若者専門家中心の専制的国家に 第2章 『「シミュレーション仏教」の試み』の骨子 (シミュ仏) 本目的三条件 / 法印 / 諸法皆空 / 本目的三条件の十分性 / システム三条件 / 最適化の実際の方針 / プログラム作成時に気付いたこと / 実験の目論見 / 実験結果 / コラム なぜ生きなければならないのか / コラム 来世なんてない / コラム 信頼度付き論理? 法的事実の記号論理? / コラム 「捨て扶持」理論 / コラム カルマと偶然 / コラム 荒廃世界の幻想 / コラム シミュレーション・キリスト教? / コラム 『「シミュレーション仏教」の試み』のあとがき (抜粋) 第3章 易理 (易理) 鬼神論 / 吉凶悔吝 / スピノザの感情理論における悔吝 / 象数易と義理易 / 象または天意について / 書経から象数易へ / 荀子と孟子 / 孔子と易 / 義理易の実際 第4章 進化論 (進化論) バベルの塔 / 創造論と進化論 / イメージによる進化 / 目的の多層性 / トーテミズム / マナ / 遊び / キメラ / 大陸移動説 / オッカムの神概念とマナと悉有仏性 / 文化伝播論と合目的的発展論とユングの元型論 / わび・さび とハイヌウェレ神話 第5章 葬送論 (葬送論) 魂の座 / 骨食から埋葬へ / 霊概念の成立 / トーテミズムと祖先崇拝 / 喪 / イナンナの冥界降り / 金属の盗掘・王家の谷 / 石棺・幽霊と絶滅 / 「八方」の玄義 / 儒教・焚書坑儒 / 慰安婦像とカノッサの屈辱 / 日本で黒人奴隷の流行があった? / 相続税の呪い 第6章 始源論・宇宙論 (宇宙論) ゼノンのパラドクス「アキレスと亀」 / 無限観 / フラクタル次元とエルゴード性 / 虚数と超ひも理論 / ホログラフィック原理と反ド・ジッター宇宙 / 縁起論 / 物理因果と唯心論 / モンティ・ホール問題とファインチューニング / 阿弥陀仏と最後の審判 / 始源論 / 因果応報の神 / 偶然 / 大乗仏教的議論 / 目的論的発展と無からの創造 / 悪 / 法と戒 または 天上論 / 日本の創造 / 鬼神論と始源 / 「転生」と「最後の審判」の並存・調和を具体的に考える / メタ、private、有限階の神 / 神の存在証明を論駁する / 社会の反応エネルギー - 「中道」 / 終末論法を論駁する / シミュレーション・アーギュメントを論駁する 第7章 神義論・支配論 (神義論) 過去の神義論 / 善 / 死のときに知る報い / カミとシン / 私の信仰告白 / 魔境 / 還元主義・実用主義・医学的唯物論 / 虚の世界 / 奇跡 / 政治が決める善 / 兄弟愛の成立 / 罪価計算 / 神の全知全能性 / 皇帝的神の全知全能性 / 救世主による救済論 / エックハルトの神 / ヨセフ物語「銀で試す」 / ピラミッド / 死と復活の信仰と秘伝 / 昆虫食と蜂蜜 / 人類の完全性 / 洞窟猿 / 人身供犠と古代宗教社会の成立 / 宗教金融と利子の禁止 / 支配の三類型 / 妖術師や邪術師、神々の物語とマスコミ / タブー / 酒とタバコ / 大晦日は合はぬ算用 / 初物 / 脱税神話 / 担税力の行政的考え方 / 祭と国家自由主義 / 死刑、法と人との愛 / 追善供養 / 祈り / 「ありがとう」 / 私の、神への感謝 第8章 他者としての神 (神論) 梵我一如と解脱 / レヴィナスの「他者」と「顔」 / ダブルスタンダードの是認 / 偶像崇拝の禁 / 存在と当為、そして道徳 / 律法や戒律による救い / 天使として生きる / 精神の根拠としての司書 / 独覚 / メンタライジング / シャーマニズム / 結婚 / 林住期と社会実現 / 感情は真実の種子 / 親として生きること / 宇宙胎児 / 身体と影 / 聖霊と撤退する愛 / ジャンケンと世界樹 / 義人ノア 第9章 宗教と性 (性論) ハイヌウェレ神話と子宮墓と「堕胎」 / 聖 / カデシュ / 聖と清 / 苦行 / 共食儀礼 / 血の儀式 / 血を飲むことの禁忌 / 定住の呪い / 定住文化と非定住文化 - イザナギの冥府降り / 三種の神器 - 非定住文化による支配 / 栽培民の前段階としての狩猟民文化と永遠の生 / 男は労働 / ゲノムに残る不平等のしるし / 近親相姦のタブー / 成人儀式 / 成人と改宗 / 「差別は許されない」はいけない / 売春と貨幣 / 性病 / 割礼 / 女子割礼 / 乳房 / 生物学的な死と性 / 臓器移植の意志 / 処女信仰と国民軍 / 夫婦愛と愛敵 / 国を治めるにはまず家から治めよ? / ポルノと姦淫 / 変成男子 第10章 ハイパー・プラトニズム (ハイプラ) 知性はどのように生じるか / 開かれた社会と閉じられた社会 / 人類愛と閉じられた社会 / ユダヤ教とイスラム教の自己犠牲 / 死んだほうがマシを押し付ける社会 / 捕虜のように敵として生きる / 開かれた社会の聖人のモデル / レミングスの行進 / 閉じられた社会の自分の役割り / 法人の自己降下 / 機械革命 / ハイパー・プラトニズム、スーパー・プラトニズム、ウルトラ・プラトニズム / 奴隷の定義とウォークマンを買う自由 / 神秘主義 / 狂気の突破力 / 精神病あれこれ / 開かれた社会とエステル記 / 狂気の突破力と知性の維持 / 機械主義と法人の降下 / 核兵器による平和 第11章 旧論 その1 (雑1) メタ論理: 演驛と帰納 / 不完全性定理: 「真」「偽」「わからない」 / 真理の前には自由者も束縛される / 前提と仮説、相手にとっては同じもの / 絶対性 / 嘘つきにつける薬 / 信じるバカは恐ろしい / 知への愛 / 時間の貨幣価値:「金で買えないモノはない」か? / 結果主義 / コンピュータ定理証明における弁証法 - 私が作りたいシステム / オブジェクト指向高階論理 第12章 旧論 その2 (雑2) 宗教的判断の認容 / 教義の内発性と外部の影響 / 錬金術 / 象徴の利用形態 / パンとぶどう酒、それぞれの意味 / イスラムと西欧(のキリスト教)の違い / トロッコ問題と小さな善 / クーラーを讃美するホラ話 / IT 革命と私 - 神学の忌避の向こう 第13章 旧論 その3 (雑3) 仏教は無神論か / 四諦:仏教教義の提案的解釈 / 仏教とキリスト教:教えの誠実さ / 最後の審判を信じる者の浄土 / なぜ人を殺してはいけないのか - (抜粋) 第14章 旧論 その4 (雑4) 神の全知性 / 自由意思と神の恩寵 / 神の前での平等 / 神は至善か、暴君か / 義認説と予定説 / 「結果」の平等、「機会」の平等 / 自由意志に関する 50代の私の考え方 第15章 旧論 その5 (雑5) イエスはサタンか - 『新約聖書』ひろい読み / たとえで説く理由 - 『新約聖書』ひろい読み / 神殿とハト - 『新約聖書』ひろい読み / 正教とロシア革命前夜 - 『カラマーゾフの兄弟』の《大審問官》を読んで / 知識の実 - 『創世記』ひろい読み / ヤコブの一神教 - 『創世記』ひろい読み 第16章 易双六 (易双六) 概要 / プレイ / トークンが上卦(4,5,6)にあるときのカードの動かし方 / トークンが下卦(1,2,3)にあるときのカードの動かし方 / (8)力 と (11)正義 の入れ換え / 実験的追加ルール: 戦乱置換 / 経緯 / Booth にグッズあり! / 略式易双六 / 大アルカナの数表 第17章 医術と奇跡 (医術論) 黄帝異聞 / A薬B薬 / 毒と欠乏 / 外科・外卦 / ガレノス / ガネーシャ / 漢方薬 / ホメオパシー・ヘテロパシー・アロパシー / 共感魔術 / 薬と奇跡 / 医術と占術 / 転地療養 / 要訓練薬効 / 富裕層と難病 / 生殖 あとがき 参考文献
利用方法
ご購入いただくと、PDF版も EPUB版もどちらもダウンロードできるようになります。お好きなほうを、または両方を、ダウンロードしてください。 PDF ファイルは、ブラウザで読むなり、印刷するなりして読んでください。PDF は A5 横書きで約600ページになります。 EPUB ファイルは、EPUB 対応のビューワーで読んでください。横書きです。私は、PC では Thorium Reader (v3.0.0) と (横書きだけど) 超縦書 (v2.3.1) というビューワーで、Android では Reasily というビューワーで確認しています。 まず試用版をダウンロードしてちゃんと読めることを確認してからご購入ください。
利用条件
電子書籍の一般的な慣行に基本的に従います。 もちろん、再配布は基本的に禁止です。商品を1単位買って、それを複数ダウンロード販売するようなことはおやめください。 ただし、貸借可・(中古の権利)譲渡可とします。リアルな本と同じように扱うならばそれらを可能とします。節度を持って貸し借り、譲渡をしてください。 なお、貸し出しや譲渡の際、仮にデータがバックアップで残っていたとしても(確認等以外の)通常利用をしない限り、必ずしも削除しなくてもよいものとします。 (今は無料の第0.8版も買ったものと同様に扱ってください。)
履歴
2024-01-05 第0.8版 公開。 2024-01-19 第0.8版 国会図書館に納本(寄贈)。 2024-09-03 第0.8版 PDF版 公開。 2025-03-11 第1.0版 公開。 2025-??-?? 第1.0版 国会図書館に納本(寄贈)。