宗教学雑考集 易理・始源論・神義論
電子書籍 JRF著『宗教学雑考集 易理・始源論・神義論』アーリーアクセス版の EPUB3 & PDF データです。 ジョンおじさまからの委託販売のようなものになります。以下、ジョンおじさまからの説明です。: 『宗教学雑考集』のアーリーアクセス版になります。半年後から一年後までをメドに、この後、本をいろいろ読んでブラッシュアップしたものを正式版として出す予定です。正式版は、Amazon と BOOK☆WALKER でも出す予定ですが、DRM 有りになるので価格を BOOTH 版より安く(700円ぐらい?)設定します。 この BOOTH のアーリーアクセス版を買っていただければ、正式版が出たときに BOOTH 版の正式版も同じところからダウンロードできるようにする予定です。ただ、あくまで予定ですので、そのときにならないとわからない部分もあります。 ある程度売れたら値上げしようと思っています。値上げがいつまでもないようでしたら、「あ、売れてないんだな」とお察し下さい。 (私のブログ( http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2024/01/post-8137e9.html )で、EPUB 作成作業で使ったツール&スクリプトを紹介しています。)
概要
この本は、易理・始源論・神義論などといった宗教に関する哲学的な話題を雑多に集めた論考集です。 著者の私は、宗教学の学者ではなく素人です。これに引っかかりを感じる方は、いますぐページを閉じてお帰りいただくべきです。その判断は間違いではないでしょう。 私はこれまで、宗教書などを読んで考えたことをブログなどに書き綴ってきました。決して専門的ではないですが、独創性のありそうなアイデアもあるように自分では感じています。それが後世に遺ったらうれしい。ぜひそうしたいと思って、この本を書くことにしました。 ただ、類書に比べてとてもレベルが低いことは否めません。文学的訓練を受けてない者が、とっ散らかして書いたネットのメモを、不器用に寄せ集めただけの本です。この本を読んで参考になるような学者の方はおらず、また、エンターテイメント性がある本でもありませんから、広く読者を得られる本ではないでしょう。それを知ってもなお、なぐさみに「愚かな素人が何を考えてるかも見てみたい」という奇特な方のみ、価値を見出せるわずかな可能性があります。 私はこれまで何冊か本を書きましたが、これまでどれもまったく売れてません。この本はそれらより売れないと考えています。ですから、この本を置いていただける書店またはプラットフォーマーの方々には申し訳ないかぎりですが、遺すために本の形にして国会図書館に納本するのが、この本の最大の目的というべきでしょう。 それでも、奇特な方が意外にたくさんいてこの本をおもしろいと思い、他者にすすめて広く読まれるようなことがあればそれはとてもうれしいことです。いっぱい売れたらそれはそれでうれしいです。 ただ、注意すべきは、この本は「素人が書いた宗教書」でもあるという点です。うさんくさいある種の新興宗教の本と同じカテゴリにあると人々からは思われる可能性があり、その点を気にする方は、他者にすすめるのはよしたほうがよいでしょう。もともと売れると思っていない本なので、ネットに感想などがないことも想定ずみです。 なお、この本の前に私は宗教学書として『道を語り解く』と『「シミュレーション仏教」の試み』という二冊の本を書いています。『「シミュレーション仏教」の試み』についてはこの本の中でその骨子を説明しますので、特にお読みいただく必要はありませんが、『道を語り解く』については適宜引用しますが、安いのでできれば買うか、元のブログを辿るかして先に読んでいただいていれば幸いです。 この本を読んだ方が、反面教師的でもよいので、何か得るところがあれば幸いです。
目次
はじめに 第1章 我思うゆえにありうるのは我々までである (我思) デカルトとアンサンブル学習 / 我思うゆえにありうるのは我々までである / 熟慮の複数 / 諸法無我 / 有神論の基本定理 / パンくず / 必需品と贅沢品の宇宙的独立関係 / 易の小集団主義 / 日本は若者専門家中心の専制的国家に 第2章 『「シミュレーション仏教」の試み』の骨子 (シミュ仏) 本目的三条件 / 法印 / 諸法皆空 / 本目的三条件の十分性 / システム三条件 / 最適化の実際の方針 / プログラム作成時に気付いたこと / 実験の目論見 / 実験結果 / コラム なぜ生きなければならないのか / コラム 来世なんてない / コラム 「捨て扶持」理論 / コラム カルマと偶然 / コラム 荒廃世界の幻想 / コラム シミュレーション・キリスト教? / コラム 『「シミュレーション仏教」の試み』のあとがき (抜粋) 第3章 易理 (易理) 鬼神論 / 吉凶悔吝 / 象または天意について / 書経から象数易へ / 荀子と孟子 / 孔子と易 / 義理易の実際 第4章 進化論 (進化論) バベルの塔 / 創造論と進化論 / イメージによる進化 / トーテミズム / マナ / 遊び / キメラ / 大陸移動説 / オッカムの神概念とマナと悉有仏性 / わび・さび とハイヌウェレ神話 第5章 葬送論 (葬送論) 魂の座 / 骨食から埋葬へ / 霊概念の成立 / トーテミズムと祖先崇拝 / 喪 / イナンナの冥界降り / 金属の盗掘・王家の谷 / 石棺・幽霊と絶滅 / 儒教・焚書坑儒 / 慰安婦像とカノッサの屈辱 / 相続税の呪い 第6章 始源論・宇宙論 (宇宙論) ゼノンのパラドクス「アキレスと亀」 / 無限観 / フラクタル次元とエルゴード性 / 虚数と超ひも理論 / ホログラフィック原理と反ド・ジッター宇宙 / 縁起論 / 物理因果と唯心論 / モンティ・ホール問題とファインチューニング / 阿弥陀仏と最後の審判 / 始源論 / 因果応報の神 / 偶然 / 大乗仏教的議論 / 悪 / 法と戒 または 天上論 / 日本の創造 / 鬼神論と始源 / 「転生」と「最後の審判」の並存・調和を具体的に考える / 社会の反応エネルギー - 「中道」 / 神の存在証明を論駁する / 終末論法を論駁する / シミュレーション・アーギュメントを論駁する 第7章 神義論・支配論 (神義論) 過去の神義論 / 善 / 死のときに知る報い / カミとシン / 私の信仰告白 / 魔境 / 虚の世界 / 奇跡 / 政治が決める善 / 神の全知全能性 / 皇帝的神の全知全能性 / 救世主による救済論 / ヨセフ物語「銀で試す」 / ピラミッド / 死と復活の信仰と秘伝 / 昆虫食と蜂蜜 / 人類の完全性 / 洞窟猿 / 人身供犠と古代宗教社会の成立 / 妖術師や邪術師、神々の物語とマスコミ / タブー / 酒とタバコ / 大晦日は合はぬ算用 / 初物 / 脱税神話 / 祭と国家自由主義 / 死刑、法と人との愛 / 追善供養 第8章 他者としての神 (神論) 梵我一如と解脱 / レヴィナスの「他者」と「顔」 / ダブルスタンダードの是認 / 偶像崇拝の禁 / 独覚 / メンタライジング / シャーマニズム / 結婚 / 宇宙胎児 / 身体と影 / 聖霊と撤退する愛 / ジャンケンと世界樹 / 義人ノア 第9章 宗教と性 (性論) ハイヌウェレ神話と子宮墓と「堕胎」 / 聖 / カデシュ / 聖と清 / 苦行 / 共食儀礼 / 血の儀式 / 定住の呪い / 定住文化と非定住文化 - イザナギの冥府降り / 三種の神器 - 非定住文化による支配 / 男は労働 / ゲノムの残る不平等のしるし / 近親相○のタブー / 成人儀式 / 成人と改宗 / 売春と貨幣 / 性病 / 割礼 / 女子割礼 / 乳房 / 処女信仰と国民軍 / 夫婦愛と愛敵 / 国を治めるにはまず家から治めよ? / ポルノと姦淫 / 変成男子 第10章 旧論 その1 (雑1) メタ論理: 演驛と帰納 / 不完全性定理: 「真」「偽」「わからない」 / 真理の前には自由者も束縛される / 前提と仮説、相手にとっては同じもの / 絶対性 / 嘘つきにつける薬 / 信じるバカは恐ろしい / 知への愛 / 時間の貨幣価値:「金で買えないモノはない」か? / コンピュータ定理証明における弁証法 - 私が作りたいシステム 第11章 旧論 その2 (雑2) 宗教的判断の認容 / 教義の内発性と外部の影響 / 錬金術 / 象徴の利用形態 / パンとぶどう酒、それぞれの意味 / イスラムと西欧(のキリスト教)の違い / トロッコ問題と小さな善 / クーラーを讃美するホラ話 / IT 革命と私 - 神学の忌避の向こう 第12章 旧論 その3 (雑3) 仏教は無神論か / 四諦:仏教教義の提案的解釈 / 仏教とキリスト教:教えの誠実さ / 最後の審判を信じる者の浄土 / なぜ人を殺してはいけないのか - (抜粋) 第13章 旧論 その4 (雑4) 神の全知性 / 自由意思と神の恩寵 / 神の前での平等 / 神は至善か、暴君か / 義認説と予定説 / 「結果」の平等、「機会」の平等 第14章 旧論 その5 (雑5) イエスはサタンか - 『新約聖書』ひろい読み / たとえで説く理由 - 『新約聖書』ひろい読み / 正教とロシア革命前夜 - 『カラマーゾフの兄弟』の《大審問官》を読んで / 知識の実 - 『創世記』ひろい読み / ヤコブの一神教 - 『創世記』ひろい読み 第15章 易双六 (易双六) 概要 / プレイ / トークンが上卦(4,5,6)にあるときのカードの動かし方 / トークンが下卦(1,2,3)にあるときのカードの動かし方 / (8)力 と (11)正義 の入れ換え / 実験的追加ルール: 戦乱置換 / 経緯 / Booth にグッズあり! / 大アルカナの数表 第16章 医術と奇跡 (医術論) 黄帝異聞 / A薬B薬 / 毒と欠乏 / 外科・外卦 / ガレノス / ガネーシャ / 漢方薬 / ホメオパシー・ヘテロパシー・アロパシー / 薬と奇跡 / 医術と占術 / 転地療養 / 要訓練薬効 / 富裕層と難病 / 生殖 あとがき 参考文献
利用方法
ご購入いただくと、PDF版も EPUB版もどちらもダウンロードできるようになります。お好きなほうを、または両方を、ダウンロードしてください。 PDF ファイルは、ブラウザで読むなり、印刷するなりして読んでください。PDF は A5 横書きで約500ページになります。 EPUB ファイルは、EPUB 対応のビューワーで読んでください。横書きです。私は、PC では Thorium Reader (v2.3.0) と 超縦書 (v2.3.1) というビューワーで、Android では Reasily というビューワーで確認しています。 まず試用版をダウンロードしてちゃんと読めることを確認してからご購入ください。
利用条件
電子書籍の一般的な慣行に基本的に従います。 もちろん、再配布は基本的に禁止です。商品を1単位買って、それを複数ダウンロード販売するようなことはおやめください。 ただし、貸借可・(中古の権利)譲渡可とします。リアルな本と同じように扱うならばそれらを可能とします。節度を持って貸し借り、譲渡をしてください。 なお、貸し出しや譲渡の際、仮にデータがバックアップで残っていたとしても(確認等以外の)通常利用をしない限り、必ずしも削除しなくてもよいものとします。
履歴
2024-01-05 第0.8版 公開。 2024-01-19 第0.8版 国会図書館に納本(寄贈)。 2024-09-03 第0.8版 PDF版 公開。